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ストレスとメンタルヘルスについて


  国立精神・神経センターの精神保険研究員の方に聞きますと、現在アメリカでは健康に関して

 特に@喫煙A肥満Bメンタルヘルスの3つが大きな社会問題となっているそうです。

 その中でも特にメンタルヘルス(精神的な健康)はストレスと密接に関係していると言われ、

 いかにうまくつきあうかが議論されています。−−−−−日本でも同じかもしれません。

 カナダの学者(H.セリエ)は、ストレスに対して人間は次のような反応を取ると言っています。 下へ

 <ストレス反応>
  ・第一段階・・・・警告反応期
            何らかのストレスを受けていると身体が認知し、筋肉の緊張、
            体温や血圧の上昇などの反応が現れる。
  ・第二段階・・・・抵抗期
            ストレスに身体が慣れ抵抗力が増し、これに適応しようとする
            段階。一時的に症状は消失する。
  ・第三段階・・・・疲憊期
            身体の抵抗力が持続せず、次第に疲労困憊し、衰弱、疾病を招く。

  ストレスに対して自律神経系では交感神経系が緊張し、副交感神経系の弛緩。ホルモン系では、

 脳から副腎へアドレナリン・ノルアドレナリンが放出されることで血圧・心臓が影響を受けます。

 また、免疫系ではリンパ球(T細胞、B細胞)がストレスを処理できる状態に維持される。

 ストレス性の疾患(身体→心身症、心→神経症)にならないように@喫煙A肥満Bメンタルヘルスを

 見直そうというものです。健康範囲内であっても長期になると消耗性の疾患になるかも知れません。

  心身症の疑いもある病気は次のようなものがあります。まずは気分転換を考えて見て下さい。


(1)呼吸器系・・・・・気管支喘息、過換気症候群、慢性閉塞性肺疾患
(2)循環器系・・・・・本態性高血圧,起立性低血圧,冠動脈疾患(狭心症,心筋梗塞),不整脈,神経循環無力症
(3)消化器系・・・・・・・・・胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、過敏性腸症候群、呑気症
(4)内分泌・代謝系・・・神経性食欲不振症、神経性過食症、心因性多食症、愛情遮断症候群
(5)神経・筋肉系・・・・・筋緊張性頭痛(筋収縮性頭痛),偏頭痛,めまい,冷え性,しびれ感,チック,肩こり
(6)皮膚系・・・・・・・・・・・・・慢性蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症
(7)泌尿器・生殖器系・・・夜尿症、神経性頻尿、心因性尿閉、心因性インポテンツ
(8)産婦人科系・・・・・・・・・更年期障害、月経前緊張症候群、月経異常




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