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釣  鐘  理  論


身体の動かし方・・・・・釣鐘理論:

これまでの経験で、お寺の鐘を突いたことはありませんか。
ロープでつながれた撞木(しゅもく)に、たたこうとするパワーが、いかにスムーズに伝わるかで、力をあまり使わずに打ち鳴らすことが出来ます。
撞木が軽ければ良いのですが、人間が焦れば焦るほどロープだけがたわみ、うまく撞木が動いてくれません。
撞木の重量に応じて、重心が動くスピードがロープを通じて、筋肉の動きとマッチして初めて、イメージ通りに動くのだと考えます。    下へ

人間を筋肉に、撞木を骨に、ロープを何にたとえましょうか。
たとえば腱、筋膜、骨膜、、、と、いろいろ考えられます。
身体を動かすことを考えたとき、筋肉だけ鍛えても、骨、骨膜、筋膜、腱、靭帯などいろいろな部位が弱いと、脳は、危険を感じて動きにブレーキをかけてしまいます。
無謀な運動は、骨折や肉離れなど、身体が壊れてしまいます。
より遠くへ飛びたければ、スピードの利用と余裕で着地できる身体組織を作ればよいわけです。
より高く飛びたければ、上への推進力をどう考えるのか、かかとの使い方、腕のスイングなのか、走りこむのか、足のキック力を鍛えることになります。
より長く走りたければ、ダメージの少ないフォームづくりに加え、内臓の振動に対する持久力をつけるため、呼吸器と循環器に時間をかけたトレーニングが必要になります。下へ
より速く走るには、歩幅と回転数の持続を考えることになります。
静止状態から動くときの負荷をどのようにうまく克服できるか、選手の体重、筋力、柔軟性が、、、釣鐘の部位のようにスムーズに動くかどうかでトレーニングを決める必要があります。
いろいろな著名なトレーナーの方や武道家の先生が、いろいろなトレーニング理論を唱えるのは、これらのネットワーク的な要素がいろいろな角度から分析されているからだと筆者は推測します。

速い話が、釣鐘を鳴らすがごとく、連動した部位のスムーズな動きが、パワーのロスをなくし、現在の実力をいかんなく発揮できるのだと考えています。
例えば、加圧式トレーニングは、どこを鍛えているのでしょうか、身体の動きに関連する部位の影響を考えれば、案外無茶をしているのかもしれませんし、個人差が出てきます。
骨を鍛えるのであれば、時間をかけてじっくりやらないと炎症を起こしてしまいます。
内臓の持久力は、栄養補給も含めてデリケートだと考えます。
サプリメントで一時的につけた栄養が、どれだけ助けになるのか、ストレスになるのか、誰も結果を知りません。測れないのかもしれません。

そして、痛みを考える場合、不調を考える場合など、釣鐘のようにスムーズに連動しているかを見ることで、要らぬ力が入っている部位がわかります。
筆者は、いろいろな部位の連係にスムーズな動きを追求して、比較的痛みの少ない無痛の関節矯正法としてカイロの技を使っています。

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