関連部位


足の症例


−自営業の男性(56歳)が来院したきっかけは、足の痛みでした
 七〜八ヶ月前に突然、左腰全体に広がる鈍い痛みが出た。多忙と何度も経験していることから放置。 徐々に、左足外側に沿って刺し込む様な痛みが姿勢によって出るようになってきている。 ここ一月は、冷えると痛みが憎悪するようになってきた。

−担当者の目
 小殿筋に代謝障害がある場合は、下肢外側に関連痛をもたらすことがあり、糸口になるかもしれない。 坐骨神経に沿って痛みがある場合は、腰椎四・五番、仙骨基底部、骨盤からの出口(梨状筋による圧迫)、 大腿二頭筋などの過緊張による影響かもしれない。 外傷経験が無いことから、疲労性の問題、筋力低下の問題、それらから起こる構造的トラブル(変形、変位) を判断できる材料がわかれば、忙しい中で回復できるのではないか、と思われた。 仕事の忙しさが、焦りとなり回復を遅らせているかもしれないと思った。

−調整した部位と内容
1)腰椎四・五番に右回旋制限が見られる。
2)骨盤・右腸骨に後下方への動きが見られない。
3)左足は痛みで動きの評価が出来ない。
  右の股関節、膝、足関節の動きに異状は見られない。
4)左殿筋群、特に梨状筋の過緊張がひどい。
  小殿筋を押圧すると下肢外側への関連痛が見られた。

  これらから、カイロプラクティック的に、骨盤の関連部位の緊張緩和を図った。
 実際には、腰椎四・五番、骨盤仙腸関節の調整を行い、左下肢の動きを確認した。

−調整の後に
 筋肉の疲労からと思われますが、骨盤の動きに癖があったこと、それに関連するのか殿筋群の過緊張と 循環・代謝障害が痛みを増大させているのではないか、と考えたことをお話した。 坐骨神経に沿った痛みでもあり、今後無理を続けると椎間板ヘルニアや骨の変形など医師の診断・治療を 仰がなければならない危機的問題にもなります。 一・二日の安静と痛みが和らいで来たらストレッチによる疲労回復をしながらウォッチしてもらうように、 横向きの運動を紹介した。
三日後、一週間後と調整し、徐々に痛まない時間が増えてきている。




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