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頭部・頚部の症例
−35歳の女性が来院したきっかけは、頭痛でした
六ヶ月前の出産と育児からか、肩こりを感じるようになってきていた。
特に、一週間前から背部に刺すような痛みが走ることがあり、
昨日は後頭部にうずくような痛みが出てきた。
−担当者の目
玄関から入ってくるときから、疲れているように見た。顔は白いが青白くは無い。
言葉遣いや立ち居振る舞い、顔の表情も落ち着いており異状は見られない。
座ると、左に比べて右肩が下がる。
頚部をささえる筋肉群の緊張からの頭痛が考えられた。
痩せ型の体型と几帳面な性格が筋肉をより硬くしているのかもしれないと思われた。
カイロプラクティックの関節運動をすることで、調整できる範囲であると判断した。
−調整した部位と内容
1)頚部の左旋回が鈍い、右旋回はスムーズ
2)振り返り動作も左側に抵抗感がある。
3)筋肉に触らせていただくと、左側 僧帽筋、肩甲挙筋を含めた後頚部筋群に
過緊張があり、押圧により鈍い痛みがある。
4)右側は、比較的に柔軟性を持っているが、押圧によって僧帽筋にピリッとした
痛みが走る。
これらから、カイロプラクティック的に、関連する関節の可動域を調整した。
実際には、腰椎5番の後方右回旋変位と胸椎3番の前方左回旋変位の可動性を
確保した。
−調整の後に
動かない部位をかばうために、動きすぎた筋群の過緊張から乳酸などの老廃物が化学変化を起こし、
痛みを強くしている可能性も多いと、考えたことをお話した。
肩周辺の筋肉の新陳代謝を改善してもらうように、痛みの出ないゆったりとした肘回しの運動を紹介した。
その後、四ヵ月後に腰痛で来院したときに聞くと、翌朝は痛みが曳いてきて二、三日で気にならなくなった。
とのことであった。
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